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地震対策

地震や台風によるガラスの飛び散りや落下をフィルムで防止
オフィスビルをはじめ、商業施設や公共施設など人が多く集まる建物では、デザインや開放感を与える目的から、ガラスの窓や壁面が広くなっています。大きな地震が起こった時、これらの建物に使われているガラスは、被害を広げる大きな原因となってしまいます。
私たちはガラスに取り囲まれて生活しています。地震や台風が発生したら、ガラスは恐ろしい凶器となって私たちに襲いかかってきます。日頃から、ガラスが割れても被害を最小限に出来る様な対策を考えておくことが大切です。

地震で恐いのは、ガラス片の飛散による負傷

1978年に起きた宮城県沖地震では、負傷者のうち、ガラスによるけが人が20%以上に達したことは広く知られています。地震後、建設省は窓ガラスの飛散防止をする改修を行うよう呼びかけました。
また、2005年3月に発生した福岡県西方沖地震では福岡市中心部のビルの窓ガラスが割れて、路上に雨のように降り注ぎ多くの通行人が負傷しました。この事態を受け、国土交通省は全国の自治体に、1978年以前に建てられたビルの所有者に落下防止対策の指導をするよう促しました。
1978年以前の建物には、耐震基準改正前に建築されたビルが多く、「硬化性パテ止めのはめ殺し窓」が使われています。過去の地震で、この「はめ殺し窓」は地震の揺れで窓枠が変型し破損しやすいことが報告されています。
2011年東日本大震災では、津波被害がクローズアップされていますが他の地域では建物の倒壊被害も出ています。また、東南海地震の発生が叫ばれている今、事前対策が必要です。

負傷だけでなく避難経路の遮断も

震災時のガラスの飛散・落下は、負傷者を出すだけではありません。場合によっては、避難経路の遮断などで逃げ遅れるという被害を拡大させる危険も含んでいます。
今後、震度6程度の地震は日本中どこでも発生する可能性があるといわれています。災害時に備えて、ガラスが破損し室内や道路への飛散や落下を防ぐ対策が急務となっています。

窓ガラスに貼るだけで安全を確保

では、ガラスの防災対策を行うにはどうすればいいでしょうか。強度の高い窓ガラスに入れ替える。それも効果はあります。しかし、窓枠を壊してシーリング剤を取り替えるのは、大掛かりで費用も時間もかかります。
手軽に行え幅広く取入れられているのが、窓ガラスに特殊なフィルムを貼る安全対策です。地震や台風などによるガラスの飛散防止対策に効果が認められています。窓用フィルムは、視界を妨げず、窓を改造するのに比べると、簡単な施工と、安いコストで、ガラスの安全性が確保できます。
自然破壊対策などの事故防止として官公庁をはじめ、大手商社、金融機関等などで窓用フィルムの採用が広がっています。さらに、1995年の阪神淡路大震災以来、大地震など自然災害に備えて、避難場所となる小・中学校にも取り入れられています。また、災害時の避難通路確保にも役立ちます。

ウィンコス ルミクール

ガラス飛散防止対策フィルムの光学的性能
(注)太陽光線の波長領域
紫外線:280nm~380nm、可視光線:380nm~780nm、日射:350nm~2,100nm
※3mmフロートガラス貼付データによる
  • データの数値はJIS A 5759の方法による

マディコ

ガラス飛散防止対策フィルムの光学特性比較
  • 掲載データは測定値であり保証値ではありません。
※全ての数値は、6mm厚透明板ガラスに貼付し測定したものです。測定は、JIS A 5759に基づく方法で行っています。
※フィルム厚には、ハードコート層(2~3μm)、粘着剤、剥離フィルムの厚さは含まれていません。
※光学測定値は分光光度計により測定。紫外線(280~380nm)、可視光線(380~780nm)、日射(350~2100nm)
※製品の仕様は改良等により、予告なく変更する場合がございます。
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